スペイン出身の男性アーティストアブラハム・マテオ（Abaraham Mateo）が、スペインに留まらずラテンアメリカ各国で大人気となっている。
スペイン版ジャスティン・ビーバーとも言われる彼のオススメの曲や生い立ちに注目したい。
プロフィール
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| 名前 | Abraham Mateo Chamorro |
| 誕生日 | 1998年8月25日 |
| 出身地 | サン・フェルナンデス（スペイン） |
| 身長 |
生い立ち
幼少期
母は音楽好き、母方の祖父はオペラ歌手という音楽一家で育ったアブラハム。
兄のトニー・マテオもアーティストとして活動する。
2008年、9歳の時にテレビのオーディション番組”Veo Veo”で、往年のヒットソングカミーロ・セストの『アルゴ・デ・ミ（Algo de mi)』を披露し、高い歌唱力で他の候補者を圧倒し優勝。
2010年に自身の名前初アルバム『アブラハム・マテオ』を発表し、音楽の世界へ足を踏み入れた。
10代：男性アイドルのアイコン
2014年 《Señorita》が大ヒット。
この曲は「リスキーだった」と語っている。MVではダンス振り付けを取り入れ、歌詞もまた英語とスペイン語を混ぜており当時は珍しかった。
結果として大ヒットとなり、弱冠14～15才で大人気のアイドルに。
大ヒットの陰で、彼にとって精神的につらい時期にもあった。当時流行だったジャスティン・ビーバーのような髪型やファッションのせいで比較されることが多く、また彼の曲を馬鹿にするようなパロディ動画がネット上に出回っており、ティーンだったアブラハムの心を傷つけた。
プライベートでは、女の子から学校でサインを求められる一方、男子生徒からは奇妙な目で見られることもあり最終的に通信教育に切り替えることに。
辛い境遇だが、アブラハムは考え方を変えて、全て冗談と受け取ることで精神的ダメージを和らげ、弟とパロディ動画を見て笑うこともあったそう。
大人になってから、当時の批判についてインタビューで聞かれると「今の自分も作る出来事だし、恨みはゼロでむしろ感謝している」と答えている。
10代で活動の場をアメリカに移すと、多くのラテンスターとコラボするように。
周りから「マイアミに住むことは重要」と言われていたとおり、マイアミでの生活はアブラハムに刺激や機会を与えた。
《Háblame bajito》制作中に、突然スタジオにバッド・バニーが入ってきて、曲を聴いていったこともあるそう。
2018年にはジェニファー・ロペスとコラボし、《Se Acabó el Amor》を発表。憧れのアーティストとの共作に「夢のようだった」と語る。
20代：アイドルからアーティストへ
年を重ね、周りに指示されたとおりに動いていた10代と打って変わり、自身のキャリアの手綱を自分で握れるようになったと話す。
若い頃には特徴のあるアンダルシア訛りを直すよう言われたが、今では隠さず。
コロナ禍を境に、スペインに戻りマドリードに活動の拠点を戻すと、アイドルからアーティストへ変容を遂げる。
2022年に、アナ・メナとのコラボ曲 «Quiero decirte»を発表。
午前5時に家で病みながら一人作曲したという、この曲で再びスペインの表舞台に戻ることになり彼のキャリアにとって重要な一曲となった。
さらにアナ・メナとは、8歳の時に番組で共演して以来の仲で親友でもあり戦友のような存在。そんな彼女とこの曲でヒットしたことは大きな意味があるそう。
2024年にアルバム《Insomnio》を発表。
アブラハムはこれを「自分にとっての新時代」と語り、発表と同時にインスタグラムの投稿を全部消して、キャリアをリスタートさせた。
おすすめ曲
アブラハム・マテオ自身は、個人的に思い入れの3曲として、《Senoritas》《Mi vecina》《Loco Enamorado》を挙げている。
1曲目は、《Señorita》
マドリードに家を購入したり自身がデビューする
2曲目は、2016年の《Mi vecina》。
初めて作曲を手掛けたほか、祖父が好きなバイオリオンを取り入れて家族との繋がりを感じる一曲となった。
3曲目は、2017年に発表した《Loco Enamorado》
プエルト・リコ出身のシンガーFarrukoとコラボし、中南米の各国のヒットチャートにランクイン。スペインを飛び出し、ラテンアメリカで人気となるキッカケになった。
彼女
2023年夏頃から、マドリード出身のインフルエンサーEsty CGと交際が公になっている。
以前にはアナ・メナとの恋仲も噂されたが、アナ・アブラハムともに「単なる友達」と否定した。
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