スペインのラホイ元首相をご存じだろうか。
スペイン首相最も平和主義者と評される一方、在任中は謎の迷言集を多く残しスペインではネットミームとしても人気。
ラホイ元首相とは
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| 名前 | マリアーノ・ラホイ・ブレイ |
| 出身 | サンティアゴ・デ・コンポステーラ |
| 学歴 | サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学 |
| 在任期間(首相) | 2011年12月21日 - 2018年6月2日 |
判事の家に生まれ、自身も名門大学卒業し、当時史上最年少で難関資格である不動産登記官に合格した。
首相在任中の2013年には日本を訪問し、安倍当時首相との懇談や東日本大震災の被災地を訪れるなどした。
迷言集
Es el vecino el que elige al alcalde y es el alcalde el que quiere que sean los vecinos el alcalde.
市長を選ぶのは市民であり、そして市長は市民に市長になってほしいのだ。
ラホイの名言集で最も有名なフレーズ。
「市長」(alcalde)と「市民」(vecino)を混同し生まれた謎の言葉。地方選挙のプレキャンペーン時に出た発言で会場では拍手に包まれたが、報道されるとすぐにネットミームとなった。
Muchas tardes y buenas gracias.
Ustedes piensan antes de hablar o hablan tras pensar
あなたたちは話す前に考えるのか、それとも考えた後に話すのか。
Espana es un gran nacion y los espanoles muy espanoles y mucho espanoles/
スペインは偉大な国で、スペイン人はとてもスペイン人で非常にスペイン人だ。
ETA es una gran nación.
ETAは偉大な国だ
※ETA=バスク祖国と自由。過激派組織。
”ETA”(エタ)と”ESTA”(エスタ)を言い間違えたとされるフレーズ。
「スペインは偉大な国」と言う場面で噛んでしまったばかりに政治家としてあらぬ発言をした格好に。
本人の反応
本人はネットミームにされることに対し、「そんなことで怒ったりしない」と笑いながら答えている。
政治家として発言する機会が多いため間違えるのは仕方ないと考えているが、相手へのリスペクトが欠けないよう発言には気を付けているという。
スペイン民主化以降、史上初の不信任決議による退陣を余儀なくされたラホイ。しかし彼の温和な人柄に惜しむ声を多くネット上にあがっている。


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